映画「イエスタデイ」はつまらない?ひどいと言われる5つの理由から不評の原因を考察
疑問に思う男性

「映画「イエスタデイ」はひどいって口コミでよく見かけるけどホント?」

あなたも気になってはいませんか?

映画「イエスタデイ」をネット検索しても「映画 ひどい」「映画 つまらない」「パクリ」など。
ポジティブとは思えない情報があがっていますが、いったいどういうことなのでしょうか?

本記事では、あなたの疑問にお答えします!
映画「イエスタデイ」の評判を口コミや視聴者レビューから考察していきます!

映画「イエスタデイ」とは?作品内容について

映画「イエスタデイ」はひどいと言われる理由を確認する前に。
まずはじめに映画「イエスタデイ」の作品内容について触れていきます。

作品名 イエスタデイ
原案 ジャック・バース、リチャード・カーティス
出演者(主要キャスト/役) ヒメーシュ・パテル/ジャック・マリク
リリー・ジェームズ/エリー・アップルトン
エド・シーラン/エド・シーラン(本人役)
配給 東宝東和
封切日 2019年10月11日

「イエスタデイ」は、「トレインスポッティング」「スラムドッグ$ミリオネア」で知られるダニー・ボイル監督の映画作品。

「ビートルズが存在しない世界」に、唯一ビートルズを知る男を描いたファンタジック・コメディ。
本作は、2020年の第43回日本アカデミー賞最優秀外国作品賞を受賞しました。

そんな映画「イエスタデイ」のストーリーと見どころは以下の通りです。

【ストーリー】世界中で謎の大停電が発生し、交通事故に遭った売れないシンガーソングライターのジャック。彼が昏睡状態から目覚めると、なぜかビートルズが存在しない世界になっていた。ジャックはビートルズの楽曲を歌い、ついにメジャーデビューのチャンスを掴むが…。
【見どころ】『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督と『ラブ・アクチュアリー』の脚本家、リチャード・カーティスが初タッグ。本人役で登場するエド・シーランも必見だ。

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映画「イエスタデイ」はひどいと言われる5つの理由

「こんなひどい映画はひさしぶり」

いったい映画「イエスタデイ」の何がそんなにひどいのでしょうか?
ここから早速、映画「イエスタデイ」はひどいと言われる5つの理由をまとめていきます!

【ひどい理由1】漫画「僕はビートルズ」のパクリみたいで嫌

「if(もしも)」の世界を空想することは、楽しいですよね?
設定を考えただけでわくわくするし、だからこそ映画や小説のモチーフになることも多いと言えます。

本作の「if」の世界も、すでに同じような設定の作品が日本で出ていたらしく、指摘する人の声が目立ちました。

2010年に出版された、かわぐちかいじ作画の「僕はビートルズ」という漫画作品です。

ストーリーは、ビートルズがデビューする前の時代にタイムスリップした主人公たちが、ビートルズの曲でデビューし世界を変えようとする話です。

本作と設定だけを比較すると確かに似ていますね(笑)。

しかし、ダニー・ボイル監督が「僕はビートルズ」に影響を受けて「イエスタデイ」を作ったわけでは、おそらくないでしょう。
先ほども言ったように、「if」の世界は誰しもが考えるものなので、たまたま被ってしまったと考えるほうが自然な気がします。

それでも、設定が似ているとどうしても二番煎じ感が出て、インパクトが薄れてしまうことは確かです。

今回の指摘の声も、実際の「パクリ」だと言うよりも、アイデアが似ているということに対する不満の声だと考えられます。

【ひどい理由2】演奏が雑でビートルズ愛が感じられない

ビートルズに対するリスペクトが感じられないといったコメントがありました。

「ビートルズがいない世界というアイデアだけで映画を作ったのではないか」
「ビートルズをダシに使っている」

コメントのなかには、厳しい声が見られます。

また、音楽映画を期待して観に行った人は、内容が恋愛映画だったので落胆したという声もありました。
ビートルズがメインテーマの映画なのだから、音楽で観客を唸らせるような演出を期待するのは当然だと、筆者も思います。

とはいえ、ラブコメとして観れば面白いといった声は多く見受けられました。
また、ビートルズをあまり知らない人が観た感想によると、楽しめた人が多いようです。

カップルや友達同士で観たら、気軽に楽しめる映画かもしれませんね。

【ひどい理由3】良い人しか出てこなくてつまらない

登場する人たちが良い人ばかりなので、物足りなかった人が多かったようです。
確かに主人公ジャックはビートルズの曲を利用して名声を手に入れたことに罪悪感はあるものの、特別悪い出来事や悲劇は起こりません。

例えば、終盤でビートルズの存在を知る二人が登場しても、ジャックは非難されるどころか、むしろ感謝されます。

しかし、この「いい人しかいない」世界を心地よいと感じた人も多いようでした。

優しい映画が観たかったから良かった、という声が見受けられます。
ですので「優しい世界が観たい」「とにかく感動したい」という人には、ぴったりの映画ですね。

あと、映画「イエスタデイ」の「優しい世界」に対して、独自の解釈をする人もいたのでご紹介しておきます。

「ビートルズ」とともに「悪意」も消えたのではないか、という意見でした。

実は似たような解釈をする人が何人かいました。
例えば、この映画は「ビートルズが存在しない世界」だから「ジョン・レノンがイマジンを作らなかった世界」ということになる。
イマジンを作らなくていい世界だから「善人しかいない」のではないか、という意見です。

いろいろな解釈ができるということは、多様な見方が出来る良い映画なのではないでしょうか。

【ひどい理由4】設定が投げやりでご都合主義に感じる

ビートルズがいない世界という設定は面白いけれど、ストーリー自体はどこにでもある展開でつまらないといったコメントが寄せられています。
特に、主人公が異世界に入り込んだことに対して戸惑いがそれほど見られないので、疑問に思った人が多いようです。

あと、「ビートルズが存在しない世界」ではどうしてそうなるのかという理由の説明があやふやなので、引っかかる人の口コミが見られました。

例えば、「イエスタデイ」で主人公のいる世界では「コカ・コーラ」や「ハリー・ポッター」が存在しないのですが、「なんで?」という意見が多数寄せられています。

実は、コーラがない理由は、ビートルズが結成当時演奏していたお店でコーラが爆発的に売れたから。
また、二つ目のハリー・ポッターの理由は、作者がビートルズファンだから、なのだそうです。

ビートルズがいかに大きい存在だったかを描くためのエピソードですね。
しかし、観ている人にはなかなか伝わりづらいエピソードだったようです。

とはいえ、アイデア溢れる設定を楽しめたといった意見も見られました。
謎解き要素があると、何回も映画が観たくなりますからね。

ビートルズを知らない人でも、この映画を観てビートルズを知るきっかけになったら良いですね。

【ひどい理由5】結末の落としどころがイマイチだった

結末が平凡でつまらなかったという意見がありました。
ラストがどうなるのか期待が大きい割には、大したことがなかったという声が多かったです。

ラストは意外なハッピーエンドで終わるのですが、「いい人しかいない世界」なのでだいたいの予想はついてしまいます。

ですが、コメディとしては十分楽しめて笑えるといった声が多かったです。
あと、ラブストーリーとしても、結末は十分に面白かったという意見がありました。

ダニー・ボイル監督の人柄なのか、ハートフルな作品に仕上がっているようですね。

映画「イエスタデイ」のSNS上での良い口コミ

【図3】

ここまで映画「イエスタデイ」がひどいと言われる理由について解説してきました。

ひどい理由だけでなくどんな口コミが投稿されているのか?
これから映画「イエスタデイ」を見る予定の方にとっても気になる情報ですよね。

ここからは映画「イエスタデイ」のSNS上での口コミをまとめていきます!

まずは映画「イエスタデイ」のSNS上での良い口コミから。
先に悪い口コミを確認したい方は、こちらからご覧ください。

【良い口コミ1】ジャックの演技が素晴らしい

ジャック演じるヒメーシュ・パテルを絶賛する声が挙がっています。
雑な演奏の演出に不満がある人も、ジャックの演技に対する評価は高かったです。

筆者はヒメーシュ・パテルという俳優を知りませんでした。
ですが、調べてみるとクリストファー・ノーラン監督の「TNET(テネット)」にも脇役で出演されているそうです。

これから注目の俳優なのかもしれません。

【良い口コミ2】ビートルズを知らない世代でも楽しめた

ビートルズのことを詳しく知らなくても、十分に楽しめたといった声がありました。
なかにはメロディーだけ聞いたことがあり、「ビートルズの曲だったんだ」とはじめて知った人もいるようですね。

ビートルズの良さが世代を超えて受け継がれていますね。

【良い口コミ3】エド・シーランがいい味を出している

本作に本人役で登場するエド・シーランに対する評価も高かったです。
本作のエド・シーランの役回りが噛ませ犬的というか主人公の引きたて役なので、映画の出演を快諾した懐の深さを称賛する声が挙がっていました。

エド・シーランの音楽も必見です。
曲が気になる方は、以下YouTube動画もあわせてご覧ください。

映画「イエスタデイ」のSNS上での悪い口コミ

【図4】

ここでは映画「イエスタデイ」のSNS上での悪い口コミについてまとめます。

【悪い口コミ1】勝手に歌詞や曲のタイトルを変えないでほしい

主人公がビートルズの曲の歌詞を覚えていなくて即興で歌ったり、会議で曲のタイトルが変更されたりするシーンを、面白くないと感じる人がいたようですね。

ただ、歌詞やタイトルの変更シーンは、ギャグシーンだと捉える人も中にはいました。
ギャグシーンとして観た人は、おおむね楽しめたようです。

【悪い口コミ2】伏線を広げたまま丸投げなのが残念

本作は、結局どうして「ビートルズのいない世界」に迷い込んだのか、わからないままに終わってしまうので、がっかりした人がいるみたいですね。

「12秒間の謎の停電」は一体何だったんだろうと思った人も、少なくないかもしれません。

【悪い口コミ3】ビートルズである必然性が感じられない

どうして主人公以外の人間は、ビートルズを知らないのか。
はっきりした説明のないままに、映画が終わると先ほど述べました。

そのため本作の印象が、「ビートルズが存在しなかったら」というアイデアのみの映画に見えてしまうようです。
なので、「そもそもビートルズである必要があるのか?」といった辛辣なコメントが散見していました。

ビートルズのコアなファンにとっては、雑な設定に見えるかもしれないですね。

映画「イエスタデイ」は実話(ネタバレ)?読者の疑問まとめ

【図2】

最後にひどいだけでなく映画「イエスタデイ」のネタバレ情報など。
作品に対する読者の気になる疑問についても真相解明していきます!

【疑問1】映画「イエスタデイ」は実話?

疑問に思う人

「映画「イエスタデイ」は実話なの?」

本作はファンタジーなので、実話ではありません。

本作の原案を考案したのは作家のジャック・バースだそうです。
そしてそのアイディアを基にして、リチャード・カーティスが脚本を書きました。
(出典:RollingStone「映画『イエスタデイ』監督と脚本家が語る、今の時代に改めて伝えたいビートルズの音楽」

リチャード・カーティスは2003年にヒットした「ラブ・アクチュアリー」の監督でもあります。
映画「イエスタデイ」に恋愛要素が多めなのも、リチャード・カーティスの影響があるのかもしれませんね。

【疑問2】映画「イエスタデイ」を視聴できるVODサービスはどれ?

疑問に思う人

「映画「イエスタデイ」を視聴できるVODサービスはどれ?」

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まとめ:映画「イエスタデイ」はひどいと言われる理由を口コミから考察

映画「イエスタデイ」はひどいと言われる理由を口コミから考察してきました。

改めて、映画「イエスタデイ」はひどいと言われる理由をまとめると、

映画「イエスタデイ」はひどいと言われる5つの理由

  • 漫画「僕はビートルズ」のパクリみたいで嫌
  • 演奏が雑でビートルズ愛が感じられない
  • 良い人しか出てこなくてつまらない
  • 設定が投げやりでご都合主義に感じる
  • 結末の落としどころがイマイチだった

映画「イエスタデイ」はひどいと言われる理由があるのは事実。
特に、音楽映画として演奏面や選曲に不満のある声が多かったです。

原因としては設定に説明がなく、「ビートルズがいない」という思い付きだけで映画を作ったような印象を受けることが挙げられます。
もう少し、説得力のあるお話にしてほしかったなと筆者も思います。

とはいえ、ビートルズ世代の人でも楽しめたといった声がありました。
特にラストのジョン・レノンが登場するシーンでは、ビートルズのコアなファンでさえ涙したとのコメントが挙がっています。

なので、ビートルズ好きにはぜひ見てほしい作品ですね。
もちろん、ビートルズを知らない人でも存分に楽しめる映画なので、気軽な気持ちで、笑ったり泣いたりしてください!

映画「イエスタデイ」に関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。