【原作と違う】映画『そしてバトンは渡された』はつまらない?なぜ酷評なのか口コミから考察
疑問に思う男性

「そしてバトンは渡されたはつまらないって口コミでよく見かけるけどホント?」

あなたも気になってはいませんか?

そしてバトンは渡されたをネット検索しても「酷い」「共感できない」「ありえない」など。
ポジティブとは思えない情報があがっていますが、いったいどういうことなのでしょうか?

本記事では、あなたの疑問にお答えします!
そしてバトンは渡されたの評判を口コミや視聴者レビューから考察していきます!

映画『そしてバトンは渡された』とは?作品内容について

評判を確認する前に。
まずはじめにそしてバトンは渡されたの作品内容について触れていきます。

作品名 そして、バトンは渡された
原作者 瀬尾まいこ
出演者(主要キャスト/役) 永野芽郁/森宮優子
田中圭/森宮壮介
石原さとみ/梨花
配給 ワーナー・ブラザーズ映画
封切日 2021年10月29日

「そして、バトンは渡された」は、2019年に第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説の映画化作品です。

血の繋がらない親のあいだをバトンのようにリレーされる女子高生の成長物語。
原作小説は累計発行部数が100万部を超えるベストセラー作品となりました。

前田哲監督が第46回報知映画賞で監督賞を受賞し、永野芽郁が主演女優賞を受賞。
さらに、第45回日本アカデミー賞では永野芽郁が優秀主演女優賞、石原さとみが優秀助演女優賞をそれぞれ受賞しました。

そんなそしてバトンは渡されたのストーリーと見どころは以下の通りです。

【ストーリー】血のつながらない親に育てられ、4回も苗字が変わった優子は義理の父・森宮さんと二人暮らし。一方、何度も夫を変えながら自由奔放に生きる梨花は、突然愛娘を残して姿を消す。そして、優子のもとに届いた1通の手紙をきっかけに、2つの家族が交差していく。
【見どころ】本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名原作を映画化。永野芽郁と田中圭が血のつながらない父娘を、石原さとみがシングルマザーを熱演。小説とは異なる結末は必見だ。

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そしてバトンは渡されたはつまらないと言われる5つの理由

「期待していたのにつまらない映画だった」

いったいそしてバトンは渡されたの何がそんなにつまらないのでしょうか?
ここから早速、そしてバトンは渡されたはつまらないと言われる(リサーチした数を入力)つの理由をまとめていきます!

【つまらない理由1】泣かせる演出が過剰すぎる

最終的にきれいにまとまる話の展開に違和感を覚える人が多かったようです。
たとえば、毒親に見えた継母(石原さとみ演じる梨花)が実は善人だったという話も美化しすぎだという声があります。

「最後はいい人になったけど、ひどすぎる」
「死によって安易に解決しすぎ」

そんな声がありました。
一方で、ラストで感動する人が多かったことも事実です。

映画のキャッチコピーは、「あなたはもう一度見て、もっと泣く―」
広告を見て、泣きたいために観に行った人も多いはず。

【つまらない理由2】実父(水戸)の転勤が唐突で意味不明

映画の序盤で実父(水戸)は、突然会社を辞めて単身ブラジルに移住すると言い出します。
優子と離れたくない継母は、血の繋がりのない優子を言葉巧みに日本に留まらせます。

確かに相談もなしに退職したうえ、おまけに海外移住を提案する父は、破天荒の度合いが突き抜けすぎの感があります。
身勝手な大人たちにたらいまわしにされる優子に、同情を覚えた人も多いのではないでしょうか。

しかしこの設定、原作では水戸は会社を辞めたのではなく、会社都合による転勤のためブラジルに移住することになっています。

水戸の移住の動機が破天荒すぎるように思えたのは、原作と異なる設定変更に起因すると思われます。

【つまらない理由3】梨花の行動がどうしても好きになれない

梨花の行動がすべて娘のためだったとはいえ、それでも許せないという意見が非常に多く見受けられました。
梨花は目的のためなら手段を選ばない女性として、印象的に描かれています。

特に非難が多かったのが、優子宛ての実父からの手紙を、梨花はずっと隠し持っていたこと。

「娘のためを思うなら、実父の消息を伝えないとおかしい」
「隠し持っていたことをむしろ良かったことみたいにして描かれているのが嫌だ」

以上のような酷評コメントがありました。

ただ、現実離れした親子関係を極端に描くからこそ、我々の現実のありふれた家族の絆がいかに大事かということがわかるような気もします。

自分の家族を大切にしようと少しでも思えたのなら、映画を観た甲斐があったのではないでしょうか。

【つまらない理由4】ご都合主義的なストーリーにうんざり

ご都合主義に見えることに関してすぐ思い当たるシーンは、優子をいじめていたクラスメイトが急に手のひらを返して仲直りするところ。
あまりにも突然すぎて、驚いた人も多いようです。

原作では、いじめに至るまでの経緯が描かれていますが、映画ではそれがないため、もともといじめられている人物であるかのような印象を受けます。

そのため、複雑な家庭事情を知ったクラスメートが同情するくだりのエピソードが、深みのないものに見えてしまうのです。

いじめを受けた原因をしっかりと描いていれば、より共感できる映画になっていたでしょう。

【つまらない理由5】原作との違いに違和感でがっかり

原作より面白いかという問題は、アニメにしろ実写にしろ、映像化の宿命であると言えます。
オリジナルを生かすか、大胆に変更するか、監督の力量が試されるところです。

「そしてバトンは渡された」は、大胆に変更する方針に舵をきったみたいですね。
例えば、実父やクラスメイトの設定、幼い優子の「みぃたん」というあだ名の追加や同級生のピアノ演奏に憧れるエピソードの挿入、など。

ストーリーの進展に大きく左右するような部分での変更、追加点が多く見られました。

なかでも大きいのが、梨花の死のシーンではないでしょうか。

梨花が病死するエピソードは、実は原作にはありません。
闘病するために優子の前から姿を消すことは原作と同じですが、原作では優子の結婚式に参列しています。

ただ、二時間という限られた時間の中で、そのような変更点がよりはっきりと効果的に観る者に印象付けたことは間違いないと言えます。

そしてバトンは渡されたのSNS上での良い口コミ

【図3】

ここまでそしてバトンは渡されたがつまらないと言われる理由について解説してきました。

つまらない理由だけでなくどんな口コミが投稿されているのか?
これからそしてバトンは渡されたを見る予定の方にとっても気になる情報ですよね。

ここからはそしてバトンは渡されたのSNS上での口コミをまとめていきます!

まずはそしてバトンは渡されたのSNS上での良い口コミから。
先に悪い口コミを確認したい方は、こちらからご覧ください。

【良い口コミ1】世代を超えて楽しめる

家族で観に行く人が多かったみたいですね。
小さい子供からお年寄りまで、幅広い年代で受け入れられているように思います。

人とのつながりや愛など、普遍的なテーマを主軸にしたことが功を奏したのではないでしょうか。

【良い口コミ2】サントラ盤がほしくなるほど劇中音楽がいい

映画を観てサントラが聴きたくなったと言う人が多かったです。
一方、一度映画を観た人は、劇中歌を耳にして再度観たくなったというコメントもありました。

劇中音楽が多くの人に評価が高かったみたいですね。
映画全体でピアノシーンを原作より印象深いものにしたのは、結果的にはよかったかもしれません。

【良い口コミ3】石原さとみの演技がすばらしい

梨花の悪妻ぶりを差し置いても、石原さとみの演技は良かったと評価する声が非常に多かったです。
血の繋がらない母親という複雑な役柄を、持ち前のはつらつさで見事に演じ切っています。

映画はキャストによっていかようにも変化するということが、よくわかる一例ではないでしょうか。

そしてバトンは渡されたのSNS上での悪い口コミ

【図4】

ここではそしてバトンは渡されたのSNS上での悪い口コミについてまとめます。

【悪い口コミ1】限られた人にしか感動できない

現実味がない、リアリティーがないといったコメントが寄せられています。
今でも複雑な家庭事情を抱える人、あるいは過去に似たような境遇だった人にとっては、うまく行き過ぎる話の展開に馴染めないというコメントが多く見受けられました。

しかしキャッチコピーからもわかる通り、もともとの観客のターゲット層が一般的な家庭向けであるような気がします。
なので、より広く多くの人に共感してもらうためには、仕方のない展開だったのかもしれません。

メジャー映画ならではの欠点ともいえるでしょう。

【悪い口コミ2】展開が途中で読めてしまう

映画の展開は、不可解な継母の行動が伏線になり、結末の死が際立ったと言えます。
しかし、最後に主要人物が病気で死んでしまうというオチは、感動系のお話によくあるパターンであると言わざるをえません。

なので、ある種紋切り型の展開につまらなさを感じる人がいるのも無理はないでしょう。
結末は原作通りにしていれば、無難だったかもしれませんね。

【悪い口コミ3】登場人物全員が善い人すぎる

全員が善い人になってよかったという意見も一定数あるものの、やはり納得がいかないと思う人も少なくなかったです。
結末があまりにもきれいに収まりすぎると、たとえフィクションだとわかっていても、首を傾げたくなりますよね。

純粋にエンターテイメントとして割り切って楽しむか。
「映画の楽しみ方」は、もう観る人の好みに任せるしかないみたいですね。

映画『そしてバトンは渡された』は原作と違う?読者の疑問まとめ

【図2】

最後につまらないだけでなくそしてバトンは渡されたの原作との違いなど。
作品に対する読者の気になる疑問についても真相解明していきます!

【疑問1】主人公の優子はなぜ“みぃたん”なのか?名前の由来は?

疑問に思う人

「主人公の優子はなぜ“みぃたん”なのか?名前の由来は?」

映画を観終わった人が、まず思い浮かぶ疑問。
それは、主人公の幼い頃の名前がどうして「みぃたん」だったのかということ。

映画では終盤まで「みぃたん」が優子だとわからないように話が進んでいきます。
「みぃたん」の物語と「優子」の物語、この二つの話が同時進行していくわけですね。

しかしこの「みぃたん」、主人公の名前が「優子」なのにどうして「みぃたん」なのでしょう。
一文字もかかっていませんよね(笑)。

映画では冒頭で「みぃみぃよく泣くからみぃたん」とナレーションが入りますが、それ以上の説明が一切ないので、もやもやした方も多いでしょう。

しかし、この「みぃたん」という名称は、原作には登場しません。

どうやらこのあだ名は映画版のオリジナルであるようです。
おそらく、最後に優子であることを種明かしして観客を感動させるための演出だったと思われます。

なので「みぃたん」は「みぃみぃよく泣くからみぃたん」が名前の由来となります。
なんだか、猫っぽいですね。

【疑問2】そしてバトンは渡されたを視聴できるVODサービスはどれ?

疑問に思う人

「そしてバトンは渡されたを視聴できるVODサービスはどれ?」

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【疑問3】そしてバトンは渡されたの原作はある?漫画でも読めるのかな?

疑問に思う人

「原作はある?漫画でも読めるのかな?」

原作はあります。
著者は瀬尾まいこさんで、2018年に文藝春秋から出版されました。

現在は文庫本が発売されています。

また、コミカライズ版も出版されています。
全1巻で、イラストを漫画家の田川とまたさんが担当しています。

こちらも文藝春秋から発売されています。

原作本、コミカライズ本、ともに電子書籍版があるので、ネットですぐに読むことができますよ。

まとめ:映画『そして、バトンは渡された』はつまらない理由を口コミから考察

そしてバトンは渡されたはつまらないと言われる理由を口コミから考察してきました。

改めて、そしてバトンは渡されたはつまらないと言われる理由をまとめると、

そしてバトンは渡されたはつまらないと言われる5つの理由

  • 泣かせる演出が過剰すぎる
  • 実父(水戸)の転勤が唐突で意味不明
  • 梨花の行動がどうしても好きになれない
  • ご都合主義的なストーリーにうんざり
  • 原作との違いに違和感でがっかり

つまらないと言われるコメントが多かったのは事実。

特にストーリー展開に過剰さを感じる人の声が目立ちました。
メジャー映画ならではの万人受けする演出を狙いすぎたのが、酷評につながった大きな原因だと思われます。

とはいえ、随所に散りばめられた伏線が次々と回収されていく展開は、原作では味わえない爽快感があります。

原作は原作として、映画は映画として、それぞれの楽しみ方で味わうのがいいかもしれないですね。

そしてバトンは渡されたに関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。