映画「渇き。」はひどい?気持ち悪いと言われる5つの理由から不評の原因を考察
疑問に思う男性

「映画「渇き。」は気持ち悪いって口コミでよく見かけるけどホント?」

あなたも気になってはいませんか?

映画「渇き。」をネット検索しても「グロ」「気持ち悪い」「怖い」など。
ポジティブとは思えない情報があがっていますが、いったいどういうことなのでしょうか?

本記事では、あなたの疑問にお答えします!
映画「渇き。」の評判を口コミや視聴者レビューから考察していきます!

映画「渇き。」とは?作品内容について

映画「渇き。」は気持ち悪いと言われる理由を確認する前に。
まずはじめに映画「渇き。」の作品内容について触れていきます。

作品名 渇き。
原作者 深町秋生
出演者(主要キャスト/役) 役所広司/藤島昭和
小松菜奈/加奈子
妻夫木聡/浅井
配給 ギャガ
封切日 2014年6月27日

深町秋生のミステリー小説「果てしなき渇き」を映像化したサスペンスアクション。
監督は「告白」で日本アカデミー賞を受賞した中島哲也。

本作は当初、原作が過激すぎて映像化が不可能と言われていたそうです。
(出典:Yahoo!ニュース「映像化不可能と言われた『渇き。』 中島哲也監督はなぜ映画化したのか」

キャストは主演の役所広司をはじめ、妻夫木聡、オダギリジョー、二階堂ふみ、橋本あいなど、豪華メンバーが名を連ねました。

そんな映画「渇き。」のストーリーと見どころは以下の通りです。

【ストーリー】失踪した娘・加奈子の行方を追う父親・藤島昭和。先々で語られる“知らない娘の姿”に彼は激情し、次第に暴走を始める。
【見どころ】『告白』の中島哲也監督、役所広司ほか豪華キャストで贈るサスペンス。

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映画「渇き。」は気持ち悪いと言われる5つの理由

「渇き。見てみたけど、これ気持ち悪いわ」

いったい映画「渇き。」の何がそんなに気持ち悪いのでしょうか?
ここから早速、映画「渇き。」は気持ち悪いと言われる5つの理由をまとめていきます!

【気持ち悪い理由1】元刑事の藤島がとにかく不快

原作は裏社会に巻き込まれた人間を描いた衝撃作として話題になりました。
そして映画版も原作と同様、人間の俗悪な部分を包み隠さず描き展開していくところが、見どころのひとつと言えるでしょう。

しかし、映画版の役所広司演じる父親の描写は、あまりにもひどいといったコメントが多く見られました。

「役所広司演じる父親は、本能が嫌悪する」
「父親役の役所広司が、あまりにもクズ」

映画を観た人のなかには、否定的な口コミが散見していました。
実際、映画序盤の父親と母親の口論シーンで観るのをやめたという口コミもありました。

とはいえ、役所広司の常軌を逸した演技が素晴らしいと絶賛する声もあります。
自分の欲望に歯止めの効かない悪漢を演じることは、なかなか難しいことだと思います。

現実にありえない、非日常的なエンターテイメントとして楽しむのはいいかがでしょうか。

【気持ち悪い理由2】暴力シーンが多すぎてひとつも共感できない

もともと原作がクライムサスペンスなので、犯罪やドラッグなどの過激な描写があることを事前に知りながら観に行った人も多いはず。
しかし、予想を上回る暴力シーンに、酷評するコメントが多く見られました。

過激な暴力シーンは、ヤクザ映画やアニメ作品でも数多くあります。
なのにどうして、この映画が特に酷評されるのでしょうか?

調べてみると、登場人物の感情の掘り下げが浅く、行動に説得力がないことが要因として考えられます。
そのため、ただ暴力を見せたいだけのシーンが繰り返されているように感じ、不快に思う人が多かったようです。

ただ過激な映像だけでは、観客を飽きさせてしまうのでしょう。

【気持ち悪い理由3】後味の悪いラストシーンがひどい

「渇き。」は、ラストシーンも話題になりました。
そのため話題だけで本作を知り、観に行った人がいるようです。

ラストは娘(加奈子)の生存を信じて疑わない藤島がおかしな行動をとります。
そのおかしな行動に、賛否両論があったようです。

「この後どうなるの?」
「理解が出来ない」

ラストを観て、不満の残るコメントが多く見られました。

とはいえ、その「後味の悪さ」が良いといったコメントもありました。
事実、後味悪い邦画のおすすめランキングでも、紹介されているくらいです。

映画の楽しみ方は人それぞれかもしれませんね。

【気持ち悪い理由4】残忍な場面を楽しげな音楽で見せる演出が最悪

過激な内容もさることながら、映像の見せ方でも悪いコメントが目立ちます。
中島監督は、「ポップでスタイリッシュな映像」が定評の監督です。
引用: https://eiga.com/movie/79051/interview/

しかし、本作の斬新すぎる映像は、「やり過ぎだ」という声がありました。
特に、イジメのシーンで軽快なギターポップが流れるところは、非難するコメントが多かったです。

一方で、本作の「ポップな演出」が良いという意見もあります。

総じて、「狂っているから好き」というコメントが多く見られました。

これからも賛否が議論される映画だと思います。

【気持ち悪い理由5】中島監督が気持ち悪くて受けつけない

もともと本作の中島監督は「告白」や「嫌われ松子の一生」などの衝撃作を世に出し、過激かつ斬新な映像を撮ることで知られています。

その過激な映像を制作する監督に対し酷評するレビュアーも多い。
ただその一方で、中島監督の作品については擁護するコメントもあります。

映画「渇き。」のSNS上での良い口コミ

【図3】

ここまで映画「渇き。」が気持ち悪いと言われる理由について解説してきました。

気持ち悪い理由だけでなくどんな口コミが投稿されているのか?
これから映画「渇き。」を見る予定の方にとっても気になる情報ですよね。

ここからは映画「渇き。」のSNS上での口コミをまとめていきます!

まずは映画「渇き。」のSNS上での良い口コミから。
先に悪い口コミを確認したい方は、こちらからご覧ください。

【良い口コミ1】編集が見事で音楽の使い方も面白い

細かいカットで次々と素早く場面が展開する映像手法を、絶賛する声がありました。
また、でんぱ組やレディオヘッドなどの曲を劇中歌で使用するといった映画の選曲も評価が高かったです。

映画のサントラ盤を聴くのもいいかもしれないですね。

【良い口コミ2】加奈子役の小松菜奈がかわいい

小松菜奈に対する好意的な口コミが多く見受けられました。
彼女の容姿を褒める声だけでなく、「加奈子になりたい」といった役柄に対する評価の声も見受けられました。

彼女は本作が長編デビュー作で、中島監督によってオーディションにて発掘されました。
(出典:スカパー「長編映画デビュー作『渇き。』から8年…第一線を走り続けてきた小松菜奈の存在感」

「渇き。」を観て、小松菜奈が好きになった人も多いのではないでしょうか。

【良い口コミ3】エンタメに振り切っているところがすばらしい

あくまでも純粋にエンターテイメントとして楽しめたというコメントがありました。
「グロいのは表面的」
「思ってたほど気持ち悪くない」
というような感想が、楽しめた人の声としてあがっています。

グロい映像に抵抗ない人は、ぜひ観てみてはいかがでしょうか。

映画「渇き。」のSNS上での悪い口コミ

【図4】

ここでは映画「渇き。」のSNS上での悪い口コミについてまとめます。

【悪い口コミ1】物語全てが意味不明で愚かしい

「わからない」「意味不明」と言った否定的なコメントが多くありました。
なぜそこまで過激にする必要があるのか理解できない人も多かったようです。

とはいえ、原作を読むとまた違った見方ができるかもしれませんね。
ですが、物議をかもす映画であることは間違いないでしょう。

【悪い口コミ2】登場人物の誰にも共感できない

登場するキャラはことごとく頭のおかしな人物ばかりです。

たとえば、
娘に手を出す藤島。
薬物を使って友人を支配する加奈子。
暴力団とも繋がりのある刑事の浅井。

といったように、必ず何かしらの悪事に手を染めている登場人物を不快に思うコメントがありました。

善人が一人くらい作中にいても良かったのではないでしょうか。

【悪い口コミ3】ラストシーンを観て後悔した

映画を全編通して観て、「見るんじゃなかった」という意見も見受けられました。
特に「観たあとに何も残らなくてびっくりした」といったコメントが印象的です。

確かにお金を払って映画を観て、何も残らなかったらがっかりですよね。
少なくとも支払った金額に見合う対価を得たいものです。

映画「渇き。」の相関図は?読者の疑問まとめ

【図2】

最後に気持ち悪いだけでなく映画「渇き。」の相関図など。
作品に対する読者の気になる疑問についても真相解明していきます!

【疑問1】】映画「渇き。」の相関図を教えてほしい!

疑問に思う人

「映画「渇き。」の相関図を教えてほしい!」

それでは、渇き。の相関図をご紹介します!

藤島昭和/役所広司
元刑事で、加奈子の父親。
娘が失踪したことを知り、後を追ううちに闇の世界に足を踏み入れる。
性格はすぐに逆上しやすく、暴力的。

藤島加奈子/小松菜奈
昭和の娘。
容姿端麗で成績優秀な高校3年生。
ある日、突然失踪する。

ボク/清水尋也
原作では「瀬岡尚人」という名前があるが、映画では「ボク」として表記されている。
加奈子の中学時代の同級生。
いじめられているところを加奈子に助けられ、彼女に一目ぼれする。

浅井/妻夫木聡
昭和の元後輩である現役刑事。
元先輩に対しても不遜な態度をとる軽薄な男。
いつもへらへら笑っている。

愛川/オダギリジョー
浅井の同僚刑事。
家庭を大事にする愛妻家だが、裏の顔がある謎多き男。

東/中谷美紀
加奈子の中学時代の元担任。
小学校の娘、晶子がいる。
東は劇中で加奈子と晶子に何らかの接点があることに気づく。

以上、渇き。の相関図でした。

【疑問2】映画「渇き。」を視聴できるVODサービスはどれ?

疑問に思う人

「映画「渇き。」を視聴できるVODサービスはどれ?」

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【疑問3】映画「渇き。」の原作はある?漫画でも読めるのかな?

疑問に思う人

「原作はある?漫画でも読めるのかな?」

原作はあります。
原作は、深町秋生の「果てしなき渇き」です。
文庫本で宝島社から出版されています。

映画版「渇き。」の漫画版はありませんが、原作の漫画版は発売されていたようです。
ですが、現在絶版中で中古本でしか手に入りません。

まとめ:映画「渇き。」は気持ち悪いと言われる理由を口コミから考察

映画「渇き。」は気持ち悪いと言われる理由を口コミから考察してきました。

改めて、映画「渇き。」は気持ち悪いと言われる理由をまとめると、

映画「渇き。」は気持ち悪いと言われる5つの理由

  • 元刑事の藤島がとにかく不快
  • 暴力シーンが多すぎてひとつも共感できない
  • 後味の悪いラストシーンがひどい
  • 残忍な場面を楽しげな音楽で見せる演出が最悪
  • 中島監督が気持ち悪くて受けつけない

気持ち悪いと言われるほど厳しいコメントが多かったのは事実。

特に流血シーンや死体の多さなど過激な描写に抵抗を示す人が多く見受けられました。
一番の要因としては、登場人物の内面よりも過激な行動のほうを優先して描いたことが大きいといえそうです。

しかし、否定的なコメントが多かった一方、面白かったというコメントも多くありました。

中島監督は新作が出るごとに話題になる映画監督です。
これからどんな作品が生まれるのか、ぜひ期待したいです。

映画「渇き。」に関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。