映画『ジョーカー』は怖い?えぐいと言われる5つの理由から不評の原因を考察
疑問に思う男性

「映画『ジョーカー』はえぐいって口コミでよく見かけるけどホント?」

あなたも気になってはいませんか?

映画『ジョーカー』をネット検索しても「トラウマ」「えぐい」「怖すぎる」など。
ポジティブとは思えない情報があがっていますが、いったいどういうことなのでしょうか?

本記事では、あなたの疑問にお答えします!
映画『ジョーカー』の評判を口コミや視聴者レビューから考察していきます!

映画『ジョーカー』とは?作品内容について

映画『ジョーカー』はえぐいと言われる理由を確認する前に。
まずはじめに映画『ジョーカー』の作品内容について触れていきます。

作品名 ジョーカー(Joker)
原作者 ボブ・ケイン
ビル・フィンガー
ジェリー・ロビンソン
出演者(主要キャスト/役) ホアキン・フェニックス/アーサー・フレック、ジョーカー
ロバート・デ・ニーロ/マレー・フランクリン
ザジー・ビーツ/ソフィー・デュモンド
配給 ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ
封切日 2019年10月4日

映画「ジョーカー」は2019年に公開された映画です。
アメコミの「バットマン」を原作としています。

「バットマン」で主人公バットマンの宿敵として登場するジョーカーというキャラクターをメインに置いた作品です。

主人公ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの凄まじい演技が評価され、世界中の主演男優賞を手にしました。
また、現実世界で起きた事件や、実際に起きている「福祉にアクセスできない貧困」をリアルに描いた作品としても評価されています。

そんな映画『ジョーカー』のストーリーと見どころは以下の通りです。

【ストーリー】「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、ピエロの大道芸をしながらコメディアンを夢見る心優しいアーサー。彼は同じアパートに住むソフィーに好意を抱きながら、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、どん底から抜け出そうとするが…。
【見どころ】社会に見捨てられた男がジョーカーに変貌していくさまをホアキン・フェニックスが圧巻の演技で魅せる。悲しみと孤独、善と悪がうねる狂気の物語に心を揺さぶられる。

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映画『ジョーカー』はえぐいと言われる5つの理由

「ジョーカーは気分が落ち込むほどえぐい」

いったい映画『ジョーカー』の何がそんなにえぐいのでしょうか?
ここから早速、映画『ジョーカー』はえぐいと言われる5つの理由をまとめていきます!

【理由1】登場人物の行く先に救いがないからえぐい

ジョーカーに出てくる人物全員救いがなさすぎてえぐい、という声がありました。

本作は、冴えない中年男性であるアーサーがいかにして「ジョーカー」になったのか?を描く作品です。
作中で、アーサーは仕事も人間関係も何も上手くいっておらず、「くせ」のせいで見知らぬ人にも馬鹿にされる、社会からも見捨てられる、まさに「底辺」のような人間です。

そんなアーサーに追い討ちをかけるように、母親や悪党が近づいてきます。
彼にとっては唯一の肉親である母親も、病気でずっと家にいるためアーサーにとっては重荷になったり。
さらに、見るからにひ弱で冴えない中年のアーサーは、暴力的な衝動を誰かにぶつけたいチンピラたちの格好の餌食になったり。。。

実際に鑑賞したところ、アーサーを含めハッピーエンドに終わる人物は誰1人いないといっても過言ではありませんでした。

その結果「救いがなくてえぐい」映画だと感じました。
確かに、普段ハッピーエンドの物語に触れる機会が多い方にとってはしんどい映画かもしれません。

【理由2】観ると精神的にやられるからきつい

観ると精神的にダメージを受けるのできつい、という意見もありました。

口コミを調べると、精神的なダメージを受ける理由がわかりました。
それは「自分に重なって凹む」「救いがない」などです。
特に、作中でジョーカーが「突然笑い出してしまう」という「くせ」のせいで、人から気持ち悪いと避けられてしまうシーンがあります。

彼が気持ち悪いと避けられてしまうシーンを観て「自分の似たような経験を思い出してダメージを受ける」という口コミがありました。

確かに、自分の嫌な思い出に似たシーンを見せられるのは精神的にきついですよね。
また、ジョーカーのように自分でコントロールできない「くせ」が原因となると、トラウマが蘇るきっかけになってしまうかもしれません。

不安な方は、精神的に元気な時に観る、助けを求められる相手と観るなどを検討してはいかがでしょうか。

【理由3】流血シーンがあって苦手だからきつい

ジョーカーには流血シーンがあって、苦手な場合はきついという口コミがありました。

実際に映画を観てみると、主人公が出血するシーンがあります。
さらに、劇中の殺人シーンでも被害者が出血している様子が映っています。

本作はR15指定を受けているため、全年齢対象の作品よりもリアルに、刺激的に描かれています。
そのため、血が苦手な人、暴力シーンが苦手な人にとっては鑑賞が厳しい映画かもしれません。

それでも興味がある、観てみたいという人は、鑑賞方法を工夫してみるといいかもしれません。
例えば、誰かと一緒に観る、配信サービスを利用して、きつい場合は無理せず止めるなどです。

ぜひ自分のペースで楽しんでみてください。

【理由4】現実世界で起きている事件と重なるからえぐい

現実世界で起きている事件と重なっていてえぐい、という意見もあります。

ジョーカーの作中では、弱者を狙った強盗事件、社会的弱者によるテロ事件が描かれています。
映画で描かれた事件の中には、現実でも発生した事件に意図的に寄せているシーンも多く見られます。

実際に、日本でもホームレスを狙って襲う事件があったことを記憶している方も多いのではないでしょうか。
ショッキングなシーンが苦手な方にとっては辛い描写ですよね。

しかし、本作は「誰からも救われない弱者が狂気的な怪物になる」という物語です。
ジョーカーと同じような弱者を狙った事件への言及をしないというのは、映画のメッセージが弱くなってしまうことにもつながると考えられます。

苦手な方は、誰かと観る、自宅で配信サービスを利用して観るなどを検討してみてはいかがでしょうか。

【理由5】自分の置かれている状況と重なるからえぐい

自分が置かれている状況と重なっていてえぐい、という声もあります。

映画の中で、ジョーカー(アーサー)は社会の底辺のような存在として描かれています。
具体的には「友達いない」「仕事ない」「恋人いない」「病気の母親と2人暮らし」といった点です。

友人や親しい職場の同僚もいないので、悩みがあっても相談する相手がいません。
福祉も機能しておらず、まさに「どん底」です。

そんな彼の姿が「自分と重なってしまってえぐい」という声を多く見かけました。

特に、現在の日本では貧困や孤独といった問題が多く発生しています。
さらに、コロナ禍により問題は解決するどころかどんどんひどくなっています。

同じような立場の方からしたら「ただの映画」としては鑑賞できないかもしれません。

映画『ジョーカー』のSNS上での良い口コミ

【図3】

ここまで映画『ジョーカー』がえぐいと言われる理由について解説してきました。

えぐい理由だけでなくどんな口コミが投稿されているのか?
これから映画『ジョーカー』を見る予定の方にとっても気になる情報ですよね。

ここからは映画『ジョーカー』のSNS上での口コミをまとめていきます!

まずは映画『ジョーカー』のSNS上での良い口コミから。
先に悪い口コミを確認したい方は、こちらからご覧ください。

【良い口コミ1】物の見方など何度見ても考えさせられる余地がある

何度見ても違う考え方をする余地がある、という口コミがありました。
自分が観るタイミング、その時の状況に応じて色々な見方ができるというのです。

確かに、本作にはジョーカー以外にも彼の母親、横に住む女性、職場の同僚など様々なキャラクターが登場します。

その誰もが何らかの問題を抱えています。
観るタイミングによって、誰に感情移入するかや共感するかが変わってくる映画ではないかと思います。

何度観ても新しい発見ができるのではないでしょうか。

【良い口コミ2】ホアキン・フェニックスの演技がとにかくすごい

主演であるホアキン・フェニックスの演技がすごいという意見もありました。

ホアキン・フェニックスはアメリカの俳優です。
主演というよりは脇役を演じることが多い俳優ですが、本作ではタイトルロールのジョーカーを務めています。

ジョーカーの演技が評価され、米国アカデミー賞をはじめとする世界中の主演男優賞を総なめにしました。
気弱なアーサーと、狂気に振り切ったジョーカーの演じ分けが圧巻です。

ジョーカーを観て気になった方は、ぜひ他の出演作も鑑賞してみてください。

【良い口コミ3】画面の構成や色使いが考えられていてすごい

画面構成や演出、色使いを評価する口コミもありました。

本作では、アーサーが住む街やアパートは灰色を基調とした地味な色で揃えられています。
一方、「ジョーカー」として覚醒したアーサーが下る階段は赤、ジョーカーの衣装は派手色など、ピンポイントで鮮やかな色が使われています。

また、アーサーがどん底状態でいるときはいつも曇り空など、天気でも人物の心情が表現されています。
挙げたように、キャラクターの心境や状態を画面の色使いや構成で表現しているのです。

映画好きだけでなく、絵画やアートが好きな方にとっても興味深い映画ではないでしょうか。

映画『ジョーカー』のSNS上での悪い口コミ

【図4】

ここでは映画『ジョーカー』のSNS上での悪い口コミについてまとめます。

【悪い口コミ1】アメコミからジョーカーのキャラが変わっている

原作であるアメコミと比較するとキャラが変わってしまっている、という指摘がありました。

アメコミのジョーカーは、予測不能で動きが読めないキャラクターです。
また、彼がなぜ「ジョーカー」になったのかも作品によって違います。

人の不幸を楽しんでいるような、何を考えているのかさっぱりわからないキャラとして描かれています。

しかし、本作のジョーカーは社会的弱者であり「社会が一般人をジョーカーのような怪物にした」と捉えられるキャラクターになっています。
そのため、アメコミからのファンは「ジョーカーにそんな重いバックグラウンドは要らなかった!」と感じるかもしれませんね。

【悪い口コミ2】主演の演技がなかったら鈍臭い映画に見える

確かに演技は素晴らしい、しかし映画としてはどんくさいという口コミもありました。

本作は、アメコミ原作の映画としてはアクションシーンがほとんどなく、ジョーカー(アーサー)の辛い日常を描いたシーンが大半を占めています。
また、そんな主人公の感情を表すためか、曇り空のシーンが多く町並みも色が抑えられた地味な印象です。

そのため、普段豪華なアクション映画を見慣れた人にとっては地味で鈍臭い映画に見えてしまうかもしれません。

しかし、地味だからこそジョーカーの狂気、演技の凄まじさが際立つとも考えられませんか?

【悪い口コミ3】ジョーカーに共感性羞恥を感じてしんどい

ジョーカー(アーサー)に共感性羞恥を感じてしんどい、という声もありました。

ジョーカーは母親と2人でボロ家に住んでいる冴えない中年男性です。
街行く人々からは冷たい目で見られ、馬鹿にされ、仕事も何も上手くいっていない、まさに「どん底」状態です。

そんな彼の姿を見ていると「自分まで恥ずかしくなってきてしまう」「自分を見ているようでしんどい」という声がありました。

紹介した口コミのようにマイナスなイメージを持つまではなくても、同様に「しんどい」と思う人は多いのではないでしょうか。

映画『ジョーカー』は実話?読者の疑問まとめ

【図2】

最後にえぐいだけでなく映画『ジョーカー』の実話情報など。
作品に対する読者の気になる疑問についても真相解明していきます!

【疑問1】映画『ジョーカー』は実話?誰がモデル?

疑問に思う人

「映画『ジョーカー』は実話?誰がモデル?」

ここまで見てきた「ジョーカー」ですが、これは実際にあった話なのでしょうか?
そして、ジョーカーにモデルとなった人物はいるのでしょうか?

調べたところ、ジョーカーは漫画「バットマン」のキャラクターで、実話ではありませんでした。
しかし、先にも触れたように、映画「ジョーカー」で描かれる出来事の中には、実際に起きた事件やテロから着想を得たシーンがあります。

また、ジョーカーのモデルになった人物も存在しています。
それは、ヴィクトル・ユーゴーの小説「笑う男」に出てくるグウィンプレインという男です。

敵対する貴族の手によって口の両端に傷をつけられたグウィンプレインは、その見た目から「笑い男」と呼ばれるようになりました。
1928年に「笑い男」がサイレント映画として制作されましたが、映画に出てくるグウィンプレインの顔からジョーカーのあの顔が生まれたと言われています。
気になる方は、ぜひ検索してみてください。

【疑問2】映画『ジョーカー』を視聴できるVODサービスはどれ?

疑問に思う人

「映画『ジョーカー』を視聴できるVODサービスはどれ?」

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【疑問3】映画『ジョーカー』の原作はある?漫画でも読めるのかな?

疑問に思う人

「原作はある?漫画でも読めるのかな?」

映画「ジョーカー」に登場するジョーカーは元々「バットマン」のキャラクターです。
原作になっている漫画(アメコミ)もあります。

しかし、アメコミ版のジョーカーは1940年から80年以上にわたり、様々なクリエイターが膨大な物語を描いています。
そのため、漫画だけでジョーカーを知るのは少しハードルが高いかもしれません。

ですが、映画であれば2時間ほどでジョーカーや彼の宿敵であるバットマンを知ることができます。
「ジョーカー」を観て気になった方は、同じく映画の「バットマン」「ダークナイト」などを観てみてはいかがでしょうか。

まとめ:映画『ジョーカー』はえぐいと言われる理由を口コミから考察

映画『ジョーカー』はえぐいと言われる理由を口コミから考察してきました。

改めて、映画『ジョーカー』はえぐいと言われる理由をまとめると、

映画『ジョーカー』はえぐいと言われる5つの理由

  • 【えぐい理由1】登場人物の行く先に救いがなくてえぐい
  • 【えぐい理由2】観ると精神的にやられてきつい
  • 【えぐい理由3】流血シーンがあって苦手な場合えぐい
  • 【えぐい理由4】現実世界で起きている事件と重なってえぐい
  • 【えぐい理由5】自分の置かれている状況と重なってえぐい

調べてみて、映画「ジョーカー」は確かに「えぐい映画」として評価されていることがわかりました。
具体的な理由として「救いがなさすぎる」「貧困や格差の表現がリアルすぎてつらい」などが上がっています。

しかし、映画としての評価は高く、2019年のベスト映画に挙げている人も多くいました。
また、主演のホアキン・フェニックスは米国アカデミー賞をはじめとした多くの賞を受賞しています。

経験として観ておいて損はない映画なのではないかと感じました。

映画『ジョーカー』に関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。