実写版「アラジン」がひどいのは吹き替えが原因?ひどいと言われる5つの理由から考察
疑問に思う男性

「実写版「アラジン」はひどいって口コミでよく見かけるけどホント?」

あなたも気になってはいませんか?

実写版「アラジン」をネット検索しても「実写 ひどい」「かっこよくない」「つまらない」など。
ポジティブとは思えない情報があがっていますが、いったいどういうことなのでしょうか?

本記事では、あなたの疑問にお答えします!
実写版「アラジン」の評判を口コミや視聴者レビューから考察していきます!

実写版「アラジン」とは?作品内容について

実写版「アラジン」はひどいと言われる理由を確認する前に。
まずはじめに実写版「アラジン」の作品内容について触れていきます。

作品名 アラジン
原作 アラジンと魔法のランプ
出演者(主要キャスト/役) メナ・マスード/アラジン
ナオミ・スコット/ジャスミン
ウィル・スミス/ジーニー
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
封切日 2019年6月7日

1992年に大ヒットしたディズニーの長編アニメーション「アラジン」の実写リメイク作品。

監督は、ロバート・ダウニーJr主演の映画「シャーロック・ホームズ」シリーズで知られるガイ・リッチー。
脚本は「チャーリーとチョコレート工場」のジョン・オーガストです。

本作は、2019年度の日本の洋画興行収入で121億6,000万円を記録し、見事1位に輝きました。

そんな実写版「アラジン」のストーリーと見どころは以下の通りです。

【ストーリー】砂漠の王国アグラバーで相棒の猿アブーと自由気ままな毎日を送る青年アラジン。生活は貧しかったが、その心は“ダイヤモンドの原石”のように清らかだった。そんなアラジンはある日、市場で泥棒の疑いを掛けられていた若い女性を助ける。実は彼女は王宮をこっそり抜け出した王女ジャスミンだった。互いに惹かれ合う2人だったが、王位を狙う国務大臣ジャファーの魔の手がアラジンに迫る。
【見どころ】1992年の名作ディズニー・アニメを実写化したファンタジー・アドベンチャー大作。砂漠の王国を舞台に、貧しくも清らかな心を持つ青年と自由に憧れる王女の身分違いの恋の行方を『ホール・ニュー・ワールド』をはじめとする名曲の数々とともに描き出す。主演はメナ・マスード、共演にナオミ・スコット、ウィル・スミス。監督は「シャーロック・ホームズ」のガイ・リッチー。

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実写版「アラジン」はひどいと言われる5つの理由

「山ちゃんジーニー最高だけど、それ以外がひどい」

いったい実写版「アラジン」の何がそんなにひどいのでしょうか?
ここから早速、実写版「アラジン」はひどいと言われる5つの理由をまとめていきます!

【ひどい理由1】主人公が主人公っぽくない

アニメの実写版は、配役の難しさがあると思います。
ましてや、ディズニーの名作アニメの実写化となると、固定ファンが多いだけにイメージを損なうと風当たりが強くなってしまいます。

配役の難しさに関しては、本作の主人公に対しても例外ではなかったようですね。

「アニメ版のアラジンは陽キャだけど、実写は陰キャ」
「演技が拙かった」
「かっこよくない」
といったコメントが見られました。

なおかつ、本作はヒロインのジャスミンの設定に顕著な変更点があったので、主人公の印象が若干薄れてしまった感じがします。

アニメ版のジャスミンは「国王になる結婚相手」を選ぶ話だったのが、実写版では「自らが国王になり王配(王女の配偶者)」を選ぶ話に変わっています。

そのため、女性の地位の自立が大きく描かれ、アラジンのポジションが少し曖昧になってしまったようですね。

実際、「この映画は実質、ジャスミンのお話」「主人公、ジャスミンだよね」との声が多数寄せられていました。

とはいえ、アラジン演じるメナ・マスードを評価する声は多かったです。
特に女性からの支持は高く、彼を観るために何度も映画館に足を運んだという人もいました。

メナ・マスードは本作の主演に抜擢されるまで良い役に恵まれなかったそう。
欧米では、彼のような中東系の人々はイスラム教徒が多いことからあまり良いイメージを持たれないようです。

実写「アラジン」の公開後も、メナ・マスードは人種が理由でオーディションを受けられないことが多いそうなので、応援してあげたいですよね。

【ひどい理由2】イアーゴがただのオウムになっていて嫌だ

アニメ版「アラジン」では、ジャファーの相棒として表情豊かな存在感を見せるイアーゴ。
本作では、そのイアーゴの魅力が引き出せていないとの不満の声が目立ちました。

アニメーションでは自由自在な動物の擬人化も、実写となると大変そうですね。
特に、CG技術で実写でも自在な擬人化が可能になった現在、どこまで原作のアニメを忠実に再現するのか線引きが難しそうです。

ですが、もし実写でイアーゴがアニメ版と同じように表情豊かだったらどうでしょう。
実写版だと不自然に思えるのは、筆者だけでしょうか?

いっそのこと、実写版のオリジナルキャラであるダリアのように、イアーゴを人間の相棒にしてしまえばよかったのではと思いますね。

みなさんのご意見をぜひ聞かせてほしいです。

【ひどい理由3】ジャスミンのアップデートされた設定が正直微妙

実写版ジャスミンの設定変更に無理があるといった意見が見受けられました。
本作のアニメ版からの改変部分は、現代のポリコレを意識したものだと言われています。

ポリコレとは、ポリティカル・コレクトネスの略で、特定の人や物に対して差別的な表現を控え、社会的・政治的に中立的な立場をとることを言います。

ディズニー作品は特に、新作の度に時代に即した表現を心掛けているようです。
なので、今回の実写化に対しても、社会的地位の低い人、女性、人種等に配慮した表現を行うために改変された部分がありました。

実際に実写版ジャスミンの改変が、ポリコレの直接的影響かどうかは定かではありません。
しかし、少なくとも現代のジェンダーレスな価値観を意識した改変であったことは間違いないでしょう。

ただ、上記のコメントのように、ポリコレを意識することが悪いわけではないといった意見も見られます。

改変するにしても、物語に齟齬がないように工夫してほしいところです。

【ひどい理由4】「ホール・ニュー・ワールド」の歌詞はこれじゃない!

「アラジン」のハイライトシーンと言えば、アラジンがジャスミンを魔法の絨毯に乗せて「ホール・ニュー・ワールド」を歌うところ。
映画を観たことがない人でも、曲は一度は耳にしたことがあるはずです。

その名曲の歌詞が本作ではオリジナルと異なるため、不満の声が噴出していました。
「韻が合ってない」
「子供と一緒に歌えない」
など、実に多くの厳しいコメントが見られました。

変更の理由としては、調べたところによると、
「ディズニーの時代に即した表現にするため」
「役者の口の動きに合わせて言葉を変えるため」
といったものが挙げられるそうです。

ディズニーは、改変に際して細心の注意を払っているのでしょう。

筆者としては、実写版でもアニメ版と全く同じ歌詞で歌われていたら、ちょっと違和感があるように思います。
歌詞が変わったとしても、オリジナルを超えるくらいの歌詞だったら良かったのかもしれませんね。

【ひどい理由5】吹き替え版のミュージカルの入り方が下手

吹き替えに関しても、違和感があるという人の意見が目立ちました。
特に本作は、特定の個人というよりも、歌い方や歌詞の違いに対する違和感を訴える人が多かったです。

やはりアニメ版の印象が強いだけに、比べられてしまうのかもしれないですね。

ただ、英語版が良すぎたから、吹き替え版が劣るように見えただけ、といった口コミもありました。
また、歌だけ英語版にしてほしいといった意見もありました。

しかし、口コミを総合してみると、実写版の「アラジン」は歴代の実写版の吹き替えと比べても、成功例の部類に入るそうですよ。

なので、もし食わず嫌いで吹き替え版を観ていない人がいたら、一度観てみることをおすすめします。

実写版「アラジン」のSNS上での良い口コミ

【図3】

ここまで実写版「アラジン」がひどいと言われる理由について解説してきました。

ひどい理由だけでなくどんな口コミが投稿されているのか?
これから実写版「アラジン」を見る予定の方にとっても気になる情報ですよね。

ここからは実写版「アラジン」のSNS上での口コミをまとめていきます!

まずは実写版「アラジン」のSNS上での良い口コミから。
先に悪い口コミを確認したい方は、こちらからご覧ください。

【良い口コミ1】実写「アラジン」は群を抜いて大好き

実写版というと、何かと批判されがちなジャンルに入ると思います。

ところが、実写「アラジン」については、全体的な評価が高いように見受けられました。
ディスニーの実写版のなかでは、「アラジン」が良いといった人が多いようです。

実写版としては、「アラジン」は成功だったのではないでしょうか。

【良い口コミ2】山寺宏一の吹き替えが最高!

本作のジーニーの日本語版声優は、アニメ版に引き続き山寺宏一さんでした。
過去にウィル・スミスの吹き替えを担当したこともあるそうです。
(出典:ディズニープラス「『アラジン』実写映画の吹き替え声優をご紹介♪吹き替え版で『アラジン』を楽しもう」

なので本作は、アニメ版のジーニーというよりウィル・スミスに声を寄せているといったコメントもありました。
山寺宏一さんは、日本語版でも評価がブレない、安定の声優ではないでしょうか。

【良い口コミ3】実写でも魔法の絨毯はかわいい

CG技術での擬人化は厳しい意見の多いなか、意外にも「絨毯」だけは批判を免れていました(笑)。

まるで生きているかのような動きに、「かわいい」「あいくるしい」といった声が寄せられています。

アニメ版とはまた違った表情を見せるらしいので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

実写版「アラジン」のSNS上での悪い口コミ

【図4】

ここでは実写版「アラジン」のSNS上での悪い口コミについてまとめます。

【悪い口コミ1】アラビアンなのにインド風なのが変

「インドっぽい」というコメントが多数見受けられました。
ですが、その指摘はあながち間違いではなさそうです。

というのも、ジャスミンの衣装などはインドのデザインを参考にしているらしいですよ。
彼女の母方のルーツは南アジアにあると、ディズニー側も認めています。
(出典:VOGUE「実写版『アラジン』がもっと面白くなる、6つの事実。」

なので、インド風でも何ら問題はないでしょう。

【悪い口コミ2】ジャファーがアニメ版と違ってショボい

アラジンのライバル役であるジャファーは、もともと人気のあったキャラクター。
そのジャファーが本作では、アニメよりも若くてハンサムになっており、イメージと違うと言った声がありました。

ですが、実写版ジャファーに対しては、「かっこいい」「好き」といった好意的なコメントも多く見られます。

本作では、設定も主人公と同じ「盗っ人から這い上がった」人物として描かれており、アラジンとの対比を際立たせているようです。

【悪い口コミ3】実写版ジーニーのオリジナルエピソードが不要

ジーニーは実写版では、最後に人間になってジャスミンの親友ダリアと結ばれます。
アニメ版にはない、そのジーニーの結末に不満の声が挙がっています。

とはいえ、ジーニーの思いがけない結末の展開は、良かったという人の意見もありました。
素直なハッピーエンドで良かったと筆者も思います。

実写版「アラジン」の吹き替え声優は誰?読者の疑問まとめ

【図2】

最後にひどいだけでなく実写版「アラジン」の吹き替え情報など。
作品に対する読者の気になる疑問についても真相解明していきます!

【疑問1】実写版「アラジン」の吹き替え声優は誰が担当?

疑問に思う人

「実写版「アラジン」の吹き替え声優は誰が担当?」

それではここで、実写版「アラジン」の日本語版を担当した吹き替え声優をご紹介いたします。

アラジン/中村倫也
ジーニー/山寺宏一
ジャスミン/木下晴香
ジャファー/北村一輝
サルタン/菅生隆之
ダリア/沢城みゆき
アンダース王子/平川大輔
ハキーム/宮内敦士

日本語版で気になるのは歌唱パートですよね。
実写版で新たに追加されたジャスミンの「スピーチレス~心の声」は、木下春香さんの歌声が見事だそうですよ。

英語版しか観ていない方も、ぜひ!木下春香さんの歌声が気になる方はYouTube動画もご覧ください。

【疑問2】実写版「アラジン」を視聴できるVODサービスはどれ?

疑問に思う人

「実写版「アラジン」を視聴できるVODサービスはどれ?」

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【疑問3】実写版「アラジン」の原作はある?漫画でも読めるのかな?

疑問に思う人

「原作はある?漫画でも読めるのかな?」

原作はあります。
「アラジンと魔法のランプ」という題で「アラビアン・ナイト」(千夜一夜物語)と呼ばれる物語のなかの一篇です。

「アラビアン・ナイト」は18世紀頃の物語で、一話ごとに会話形式で語られる説話集だそうです。
おそらく作者不詳です。

ディズニーの「アラジン」の漫画はないですが、絵本は二種類出版されているようです。
「アラジン ディズニーゴールド絵本ベスト」(講談社)
「アラジン  ディズニー プレミアム・コレクション」 (うさぎ出版)

講談社の方は電子書籍でも手に入りますよ。

まとめ:実写版「アラジン」はひどいと言われる理由を口コミから考察

実写版「アラジン」はひどいと言われる理由を口コミから考察してきました。

改めて、実写版「アラジン」はひどいと言われる理由をまとめると、

実写版「アラジン」はひどいと言われる5つの理由

  • 主人公が主人公っぽくない
  • イアーゴがただのオウムになっていて嫌だ
  • ジャスミンのアップデートされた設定が正直微妙
  • 「ホール・ニュー・ワールド」の歌詞はこれじゃない!
  • 吹き替え版のミュージカルの入り方が下手

実写版「アラジン」はひどいと言われる理由があるのは事実。
特に、アニメ版との比較で違和感があるといった意見が目立ちました。

一番の原因は、実写化に伴い改変された設定や歌詞が、アニメ版の好きな人にとって不満が大きかったことが考えられます。

ですが、現代の価値観に配慮した演出が、ぴったりとはまっていたというコメントも少なくありませんでした。
実写版「アラジン」は今後も愛され続ける映画になると筆者は思います。

実写版「アラジン」に関する記事を最後までお読みいただきありがとうございました。